アスペルガーの中学生が不登校になったときの対応方法
「アスペルガーの中学生は不登校になりやすい!」
「登校拒否をしたとき、親はどう対応すればいいのか?」
アスペルガー症候群の子供は、コミュニケーションが苦手・空気が読めない・団体行動が苦手・1人を好む特徴から、学校でいじめられやすく不登校になりやすいです。
早い子だと小学生の時点で登校拒否をしますが、低学年のころはふつうの子(定型発達)でも問題があるケースがあるためそこまで目立ちません。しかし小学校高学年〜中学生になるとイジメを受けやすくなります。
そこで今回は中学生の子供が不登校になったときの対応方法を解説します。
子供とコミュニケーションを取る
あなたも経験があると思いますが、中学生になるころには親には言いたくない秘密が増えてきます。
特に不登校の原因となってるイジメ、学校で受けたひどい仕打ちは「親に心配をかけたくない」、「親にいうのは恥ずかしい」という気持ちから言わないことが多いです。
子供の本音・深い部分を知るためには、積極的なコミュニケーションが必要となってきますので、自室で引きこもり状態にさせるのではなく、積極的に声をかけていくようにしましょう。
- ネガティブに考えて悩みすぎない
- 焦らず気長に対応する
- 子供を責めない
- 表情・声のトーンに気をつける
- 話をしっかりと聞いてあげる
- 親ががんばりすぎない
中学生の子供が不登校になると、「高校受験もあるのに将来が不安」、「子供の将来はどうなってしまうのか?」、「このまま一生引きこもりになるのでは…」という不安からネガティブに考えてしまいます。
親がネガティブに考えすぎたり悩みすぎると、日頃の言動・表情に負オーラが乗っかるため、子供を余計に不安にさせてしまいます。難しいとは思いますがネガティブに考えすぎないようにしましょう。
焦りから「早く学校に行きなさい!」、「このままじゃ将来どうなるかわかってるの!?」、「高校くらい出ておかないと就職できないよ!」とついつい言ってしまい、子供を余計に追い込んでしまう親がいます。
不安になる気持ちはわかりますが、我が子を焦らせたり、不安にさせても良いことはありません。 子供を責めたり、焦らせないように注意しましょう。
また中学生の子供とコミュニケーションを取るとき、親がイライラしてると言い方がきくつなったり、暗い顔をしてると相手を不安にさせてしまいます。声のトーンを上げて、明るい表情で接しましょう。
子供の話をちゃんと聞くのは意外と難しく、話をしてる途中で「そうじゃなくって…」、「そういう時は…」、「私が子供のころは…」と口をはさみたくなってしまいます。
我が子が話してる途中で親が口をはさむと、深い部分の話を聞くことができませんし、子供も「ちゃんと聞いてもらえない…」という気持ちになります。
子供も「なんとかしないと…」とは思ってますので、親ががんばりすぎて空回りしたり、余計な一言をいってケンカにならないようにしましょう。
3つの選択肢
アスペルガーの中学生が不登校になったとき、取るべき道は3つになります。
- いまの学校に復帰させる
- 転校する
- フリースクールへ通う
不登校になった我が子の心のケアをして、いまの学校に復帰させることを願う親は多いです。
ただ中学校での仲間ハズレ・イジメが原因で登校拒否をした場合、復学してもまた同じことを繰り返す可能性はあります。
学校の先生にイジメがあったことを伝えれば、表面上はいじめられなくなりますが、ハレモノのように扱われるため肩身は狭いですし、友達もできないので寂しいのも変わりません。
また転校することでイジメをするクラスメイトとか逃れることができますが、転校先で友達ができなかったり、再度いじめられる可能性もあります。
アスペルガー症候群・発達障害が原因で友達ができなかったり、いじめられるのであれば、その症状が改善しない以上、同じことの繰り返しになる可能性は高いです。
フリースクールは不登校の子供が通う学校で、いまの中学校に籍をおいたまま通うことができます。
在籍してる中学校の校長先生がOKを出せば、フリースクールでも出席日数として認められるため中学校を卒業することができます。
卒業後は高校卒業程度認定試験(高認)をとったり、定時制・通信制の高校に進むケースが多いです。
アスペルガーである私の経験上、暗い学生時代を乗り越えたとしても、就職先の会社で上司に怒られたり・孤立したり・いじめられることはあるため、根本的なアスペルガーの症状を直さないと厳しいと感じます。
我が子を早く中学校に通わせたい、ふつうの高校に入って欲しいという気持ちは分かりますが、残念ながら高校・大学を卒業したとしても、アスペルガーの症状・特徴は消えませんので、就職後も本人は苦労します。
わたしは「アスペルガー改善マニュアル」で克服したのでハッピーな人生になりましたが、あのままアスぺの症状を抱えたまま生きていってたらと思うとゾッとします…
二次障害があるのか?
アスペルガー(別名 自閉症スペクトラム)の人は、二次障害になりやすいと言われます。
なので中学生の我が子をみて、二次障害があるのか? それともアスペルガーの症状のみなのかチェックをしましょう。
- うつ病
- 不安障害
- 統合失調症
- 適応障害
- 睡眠障害
- 摂食障害
↑に書いたモノのうち不登校の原因となりやすいのは、うつ病・統合失調症です。
先ほども書いたとおり発達障害・アスペルガーの子供というのは、仲間ハズレにされたり、イジメを受けやすいため精神的にストレスを感じやすく、それが原因でうつ病・統合失調症になります。
うつ病になるとやる気の低下、疲れやすい、急に涙がでる、人と話すのがおっくう、部屋から出るのがイヤ、不眠、食欲不振、自殺願望などの症状がでます。
統合失調症になると妄想、幻覚、まとまりのない行動、会話の内容がおかしい、自分の世界に引きこもる、感情鈍麻などの症状が出ます。
我が子がアスペルガーの二次障害(うつ病・不安障害・統合失調症など)になってる場合、病院の精神科・心療内科・メンタルクリニックにいった方がいいです。
カウンセリング、認知行動療法、薬の処方などなど、医師の判断のもと対処してくれますので、まずは二次障害の改善を目指した方がいいです。
まとめ
アスペルガーの中学生が不登校になったときの対応方法についてまとめます。
- 子供とコミュニケーションをよく取る
- 急かしたり、責めたり、怒らないように注意
- 復学・転校させても同じことを繰り返す
- フリースクールという道もある
子供が不登校・登校拒否をした場合、子供とのコミュニケーションをしっかりとることが大切です。
深い部分になればなるほど子供は喋ろうとしないので、我が子の悩みを理解するためにはしっかりと話を聞く姿勢、お互いの信頼関係が必要となります。
将来が不安になるため焦りがちですが、急かしたり、責めたり、怒ると余計に問題がこじれますので注意しましょう。こればかりは気長に取り組んでいくしかありません。
親としてはいま通ってる中学校に復学させたいというのが本音ですが、アスペルガーが原因で不登校になった場合、再度、登校拒否をする可能性はあります。
転校した場合、最初のうちは良いと思いますが、1ヶ月もすればクラスのみんなは「アレ? コイツなんか変じゃね?」と気付きますので、転校先でもイジメをうけたり、仲間ハズレにされるかもしれませんね(;^ω^)
フリースクールは施設によって環境がピンキリですので、事前にしっかりと見学をおこなって、子供にあったところを選ぶ必要があります。
卒業後の進路は定時制・通信制の学校に通うケースが多く、ぶっちゃけ就職って意味では不利になる可能性がありますね(^_^;)
目先の問題を解決しても、根本的な原因であるアスペルガーの症状は良くなりません。
仮に大学まで卒業したとしても、仕事・恋愛・友達で悩みを抱える発達障害者は多いので、出来ることなら根本的な症状の改善を目指したいところですね。
アスペルガー克服教材ランキングBEST3
書店で売られてるアスペルガー症候群の本は、症状の解説ばかりで具体的なノウハウがありません。
私自身、何冊も本を買いましたがアスペルガー症候群を改善することは出来ませんでした。
しかし一生に一度の人生を、アスぺとして不利に、寂しく生きるのは嫌だったので、色々なマニュアルを買って試しました。
その結果、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)を改善することに成功!
そんな私が本当に役に立つマニュアルのランキングを独断と偏見で作りました。もしあなたがアスペルガー症候群で悩んでるなら必ず読んでくださいね!
私がアスペルガー症候群を改善した教材!
多くの書籍、マニュアルは自閉症スペクトラムの症状、特徴などのウンチクばかりで具体的な改善方法が書いてません。
たしかに症状、特徴などの知識は自分がアスぺかどうか分からない人にとっては重要でしょう、しかしどうやら自分はアスペルガー症候群らしいと分かった人にとって本当に欲しいのは改善方法です。
このマニュアルの販売者さんはそれが分かっているので「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」では症状、特徴などのウンチクは書かず、具体的な改善方法にスポットをあてて作られています。
私はこのマニュアルのおかげで人生変わりました。今までどうも浮いてた、歯車がかみ合ってない損ばかりの人生、アスペルガー症候群としての損な人生から脱出して、一発逆転をすることができたのです!
・具体的な改善方法が書かれてる唯一無二のマニュアル
・医者や専門家も知らない神ノウハウ
⇒公式サイトはこちら
本編+リラクゼーションCD付き!
具体的な改善方法よりもアスペルガー症候群のウンチクにページが割かれており、「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」と比較すると見劣りするように感じました。
アスペルガー症候群に特化した数少ないマニュアルなので惜しいな…と感じつつも、具体的な改善方法についてあまり書かれてないので2位にさせていただきました。
・1位の教材と比較して見劣りする
⇒公式サイトはこちら
・アスペルガー改善ノウハウではない。
⇒公式サイトはこちら
よく読まれてる記事
- 療育の費用
- 発達障害の療育の費用、アスペルガーとADHD
- 支援学級に行かせるべき?
- 自閉症スペクトラム(アスペルガー)の子供は小学校の支援学級に行かせるか、通常学級に行かせるか?
- 障害者手帳をとるメリット・デメリット
- アスペルガー症候群が精神障害者手帳をとるメリットとデメリットを解説。発達障害の人向け!
- 赤ちゃんが目をそらす
- 赤ちゃんを抱っこするとわざと目をそらす、2〜3ヶ月の赤ん坊をもつ母親へ
- 多動症の2歳児
- 多動症の2歳児の特徴や症状を解説。幼児ADHD(多動性障害)
- 子供が偏食する
- アスペルガーの子供が偏食をする時の対処法。発達障害や自閉症スペクトラムへ
- 自分を責める子供
- 自分を責める子供のことが心配でたまらない母親のために書きました。