自閉症スペクトラムの子供は小学校の支援学級?通常学級?

支援学級

 

「自閉症スペクトラムの子どもは小学校の特別支援学級に入れるべき?」

 

わたしの子どもは保育園の療育を受けてるのですが、軽度の発達障害なので特別支援学校にいくほどではありません。

 

アスペルガー・ADHDの症状が重い場合は、相談員に支援学級を勧められたら仕方ないと思って通わせる人が多いです。

 

 

しかし症状が軽度の場合、「普通学級に行かせたい、支援学級に入れたくない!」と思う親の気持ちもわかります。

 

個人的には我が子を普通学級に行かせたいと思ってますので、支援学級に行かせるべきかどうかについて考えました。

 

 

特別支援学級の対象者

 

特別支援学級の対象となる子供は大きく分けると以下の7つになります。

 

  • 知的障害
  • 肢体不自由
  • 病弱・身体虚弱
  • 弱視
  • 難聴
  • 言語障害
  • 自閉症
  • 情緒障害

 

 

わたしが小学生のころも知的障害、身体障害者、難聴、言語障害の子供が通うための特別支援学級はありました。

 

しかし近年は軽度の発達障害(アスペルガー・ADHD・LD)でも、相談員から支援学級を勧められることがあります。

 

軽度のアスペルガーの子供ばかりのクラスならまだしも、我が子以外は知的障害、身体障害者だったら、「うちの子はどうなるんだろう?」って心配になりますよね…

 

 

ちなみにふつうの小学校は1クラス30〜40名ていどですが、特別支援学級は8名までと決められおり、通う学校にもよりますが平均3〜4名となっています。

 

支援学級に行かせるメリット

 

メリット

 

  • 手厚い支援を受けられる
  • 少人数なので落ち着きやすい
  • 先生と密接に連絡を取れる
  • 普通学級の子供に受け入れてもらいやすい

 

 

子供を小学校の支援学級に行かせるメリットですが、1クラスMAX8名まで、平均3〜4名のクラスとなるため、先生がみる生徒の数が少なくなります。

 

なので手厚いサポートを受けやすいですし、少人数なので団体行動が苦手なアスペルガー症候群の子供でも落ち着いて授業を受けれます。

 

通常学級だと勉強ができない状態のまま、ドンドン置き去りにされることがありますが、支援学級の場合は先生に余裕があるので取り残されることが少なくなります。

 

 

最近では支援学級の子供への理解が進んでおり、先生からの説明があるため、普通学級の子供に受け入れてもらいやすいです。

 

イジメられないか心配になりますが、意外と大丈夫であるケースが多いようです。

 

 

支援学級のデメリット

 

デメリット

 

  • 大人数での経験が減り、余計に集団が苦手になる
  • 他の生徒によっては余計に集中できなくなる
  • 普通学級の友達との交流が減る
  • 支援学級に行くのを嫌がる子がいる
  • 移動教室が多くなる
  • 支援学級に行ってた記憶は残る

 

 

特別支援学級は最大8名までしかいないので、団体行動が苦手な発達障害者としてはウレシイのですが、集団での経験が減るため余計にチームプレーが苦手になるケースがあります。

 

また先ほど書きましたが、特別支援学級はアスペルガーの子供だけじゃなくって、身体障害者・知的障害・難聴の子供もいるため、その子たちがさわいで授業にならないこともあります。

 

 

支援学級にいくということは、そのぶん普通学級にいく時間が減りますので、ふつうの子供(定型発達)との交流が減りますし、友達もできにくくなります。

 

またすべての授業を特別支援学級で受けるのではなく、算数と国語だけは支援学級、それ以外は普通学級という感じの子もいるため、移動教室が多くなり子供の負担が増えます。

 

 

支援学級に行ってた記憶が我が子、周りの子供には残るため、小学生低学年のうちは大丈夫だったとしても、小学校高学年・中学生になったときに引きずることがあります。

 

小学生低学年の頃はイジメにあわなくっても、「こいつ、昔に支援学校に行ってたんだぜ!」と中学生になってから、イジメられる可能性は0とは言えません。

 

また本人の記憶に残りますので、「どうせオレは発達障害者だから…」と大人になってから引きずる、セルフイメージが下がるんじゃないかな(;^ω^)

 

 

結果論になってしまう

 

憂鬱な子供

 

支援学校か、普通学級か、最終的には結果論になるように感じました。

 

発達障害(アスペルガー・ADHD)の我が子を支援学校に行かせることで、手厚いサポートを受けて良い方向に転ぶこともあれば、悪影響が出て悪い方向に転ぶこともあります。

 

 

結局のところ通わせてみないとわからないんですよね…軽度のアスペルガー・ADHDなら、普通学級に行かせても問題ない可能性がありますが、途中から特別支援学級に入れるのは難しいんですよ。

 

支援学級から普通学級への移行はできますが、そこから逆戻りするのは厳しいんですよね(;^ω^)

 

 

仮に支援学級に行かせて、小学生3年生で普通学級に戻したとしても、経歴上は残りますし、子供の記憶にも残りますからね(^^ゞ

 

そう考えると症状が軽度の我が子は、普通学級に通わせたいというのが本音です。精神障害者手帳をもらうくらい重度なら仕方ない気がしますが、行かせるかどうか迷うレベルですからね…

 

 

中には自分が発達障害だとわかってることで悩まなくなるって人もいますが、アスペルガー症候群の私から言わせてもらうと、自覚したところで症状は治らないんだから生きずらさは変わらないです。

 

支援学級にいって勉強についていけたとしても、大人になってからの生きずらさは改善されないので、最終的にはアスペルガーを克服することを目指すしかないでしょうね。

 

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